山上農園の果樹園は、鹿児島県最北端の長島町の北部に位置し、
雲仙天草国立公園特別地域内に位置しています。
不知火と大将季を栽培する無加温ハウス施設が30棟あり、
ポンカン、紅甘夏、伊予柑、サワーポメロ等の露地栽培柑橘を
合わせると全体で120a(約12,000㎡)の果樹専業農園です。
人間は地球の一部である
良い環境を守り続けてこそ
良い農業ができる
先代の山上隆之から引き継ぐ上での心構え。
山上農園では慣行栽培と比較して30%減の農薬散布、化成肥料減栽培など、環境保全型農業に取り組んでいます。
自然に負荷をかけることなく持続可能な農業を行うことが大切という先代の教えです。
お客様に喜んでもらう為に
できる全てのことを実践する
栽培面におけるこだわりは当然のこと、収穫後の貯蔵管理、厳しい選果基準に基づく光センサー選果(選別作業)、
お客様の手元に届いてからも長持ちする品質管理、
贈答用として送り先にも送り主にも喜んでもらえる商品パッケージなど、お客様の満足度を高めるためにできることは全て行います。
鹿児島の「長島」から
農業を通して笑顔を育む
私たち人間のカラダは毎日の食べるものから出来ています。お肉やお魚やお野菜と同じように、フルーツも毎日の食生活には欠かせないものです。ビタミンCなど、カラダにやさしいだけではなく、ココロにもやさしいのがフルーツ。
「ココロにやさしい、笑顔溢れる毎日を、1つの果実から。」 そんな願いを込めて鹿児島の「長島」で日夜農業に励んでいます。
温州みかんの由来と
長島の繋がり
元台北帝大教授の田中長三郎博士は綿密な古書の探索と広範な実地踏査から、次のような根拠により我が国における温州みかんの栽培が長島に発したと推理されました。
神田玄泉の著書に「大仲島-名唐蜜柑、支那より肥後仲島輸入せるによりこの名ある」と記してあること、九州地方において温州みかんを仲島みかんと呼ぶこと、中国各地を実地踏査したが温州みかんが存在しなかったこと、仲島は今の長島で遣唐使の通行に関係があったこと、これらのことから、田中博士は「温州みかんは中国黄岩県から天台宗の僧が長島にもたらした早キツ、マンキツからの偶発実生と思われる」と述べています。
このような田中博士の所説をさらに証明づけたのは、昭和11年垂水果樹試験場の岡田康男氏の発見による古木でした。樹齢300年と推定したこの木は鷹巣の山崎氏の宅地内にあり樹周180センチ、樹高7メートル、樹幅27メートルの巨木であったが太平洋戦争中に枯死しました。現在地の温州みかんは原木から採穂して接木した4代目の原木で樹齢3年です。NHKテレビ番組「面白ゼミナール」で鈴木健二氏が温州みかんの発祥の地は「鹿児島県の長島の鷹巣である」と紹介しています。
山上農園の歴史
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