ヘタがぽっこり膨らんだシルエットと
甘みと酸味のバランスが特徴のフルーツ
不知火は、「清見」と「ぽんかん」を掛け合わせてできた品種です。
果皮が剥き易く、じょうのう膜(中の果肉を包んでいる薄皮)も薄く、種もほとんど無いのが特徴です。日持ちも良く、加えて糖度が高く食味にも優れています。実の外見上の凸が特徴ですが、凸の有無は味や品質には関係がありません。
不知火(しらぬい)は栄養面でもお勧め
不知火には、柑橘に多く含まれる栄養素が含まれています。
ここ10年くらいの間に詳しく研究されるようになってきた、カロテノイドの1種である、オレンジ色の色素の「β-クリプトキサンチン」。β-カロテンの5倍の発がん抑制効果が認められていて、骨の健康を守り、動脈硬化予防に効果があることもわかってきています。
1日1~2個のみかん(温州、ポンカン、大将季、不知火など)で健康維持できます。さらに、冬場に多くみかんを食べた人ほど、みかんの時期ではない9月でも血中のβ-クリプトキサンチンの濃度が高い結果が出ているそうです。
そのほかの栄養素としては、心臓機能や血圧調整に効果があるとされるカリウムが170mg、歯や骨の形成にや役立つカルシウムが9mg、体内のあらゆる働きを助けるミネラル成分、マグネシウムが9mg、リンが18mgなどを含むので、成長期のお子様からご高齢の方までおすすめ。 また、不知火をはじめデコポンのカロリーは51kaclと低カロリーでヘルシーなので、ぜひ食後のデザートなどとして食卓に並べて頂ければ幸いです。
山上農園の柑橘を使ったレシピをまとめていますので、ぜひクリックしてご覧ください。
採れたてよりもおいしくなる工夫
収穫後20日~1カ月ほど貯蔵することで着色させ、さらには酸味を抜きます。このような貯蔵方法を「予措(よそ)」といいます。収穫したてを食べるのが新鮮でおいしそうに感じますが、収穫直後は酸が高く、「予措」をした方が酸抜けして甘くなり、果肉も柔らかくおいしくなると言われています。
不知火は、2月中旬~3月末頃が食べ頃の果物ですので、山上農園では2月中旬頃からお客様の元に順次お届けしておりますが、味覚には個人差があり、ある程度の酸味を好まれる方、甘い方がお好みの方等、それぞれいらっしゃいます。
お届けした商品を召し上がって頂いた際に、まだ【酸味が強い】と感じられた場合には、今しばらく風通しのよい冷暗所で保存されることをお勧めいたします。
保存期間が長くなるにつれ、少しずつ甘さが増していく味の変化を楽しむことができます。2~3週間程度の保存でしたら、簡単に傷んでしまうということはないかと思われますが、個体差や保存環境によっても保存可能期間が異なりますので、果実表面の状態をよく観察しながら「予措」を行ってみて下さい。
贈りものにも安心を
山上農園では『贈答用不知火』『贈答用大将季』『贈答用ポンカン』などについて、2014年から『光センサー選果』を導入しています。
サイズや見た目などのチェックの他に、糖度やコクの有無を数値で確認できるようになり、おいしい柑橘を贈答用として、より自信を持って届けることができるようになりました。
「おいしい不知火」は糖度や酸などのバランスがとても重要なポイントとなります。
その測定方法はいくつかありますが、絞るなどして採った果汁を使用し測定する方法は、1玉1玉を測れないため糖度や酸にばらつきが出てきてしまします。そこで山上農園では「贈りものを安心して選んで欲しい」という思いから、光センサーを使った品質管理をしています。
おいしい不知火(しらぬい)をご家庭に
育成段階から光センサーを使用したりと、こだわりの詰まった山上農園の柑橘ですが、大きさやキズなどにより贈答用としてお送りできないものも出てきます。
そういった柑橘たちはみなさんにより親しみを持って気軽に食べていただきたいと考え、「ご家庭用」として準備させていただいております。
サイズについて
山上農園では1玉1玉サイズを計り「M」「L」「2L」「3L」「4L」に分けて販売しています。
贈答用には見栄えや味のバランスが良い「L」「2L」「3L」を使い、『3Lサイズ 9玉入 3kg』といった風にできるだけイメージがしやすくなるように心がけています。
写真のサイズはそれぞれM、L、2Lです。(写真は不知火です)